親からの借金は贈与税とみなされる可能性がある

お金に困ったとき、消費者金融などから借りると高い利子がかかるので、親に借りるという人も多いと思います。しかし、場合によっては親からの借金に贈与税がかかることがあります。それは、親から無利子で借りた場合です。

親から無利子で借りた場合には、商事利率の6%で計算をした金額が、贈与ととらえられてしまう可能性があります。例えば、1000万円を1年間借りた場合なら、60万円が贈与されたものと見なされます。この場合、基礎控除の110万円に満たないので、税金はかかりません。

親に借りるときに、出世したら返すといったような約束をした場合には、利子だけでなく、元本も贈与されたものとみなされてしまう可能性があります。

贈与税がかかることを避けるためには、借金返済の事実を作ることです。毎月少しずつでもよいので、親の口座にいくらかを振り込み、借金返済マイスターの記録を作っておきましょう。さらに、金銭消費貸借契約書も作成しておけば、贈与と見なされる可能性はほとんどなくなります。

借金返済を親にしてもらう場合にも、注意が必要です。例えば、自分が300万円の借金をしていて、返済ができなくなったので親に相談をしたら、200万円を支払ってくれたという場合です。この場合、200万円に対して贈与税がかかることがあります。しかし、借金が返済困難な状況にある場合には、例外的に課税対象外となるようです。借金を肩代わりしてもらうなら110万円以内にしておき、残りは債務整理などをするようにしたほうがよいかもしれません。